状況だけ聞けば、一瞬、対象者が第二対象者の元へと行ってしまうのではないか?と、他人事ながら心配もしてしまったのですが、そこはやはり浮気。
頼られることに酔ってしまった、と依頼者である奥様に、平謝りしたそうです。
相手が母子家庭ということもあるし、子供もまだ小学校低学年。
浮気1回目ということで、彼女へのおとがめはなし。
女は怖い、と思わされた依頼者でしたが、その結果を見ると、心優しい人でもあるのかな?と、見たこともない女性を想像するのでした。
で、この奥様。
探偵を雇っていた、ということを対象者に打ち明けたと思いますか?
それが、打ち明けずに白状させたそうです。
また、おかしな影が出来たら、雇わなければならないから、と。
その白状のさせ方。
まず、旦那さまが浮気していたその日。
緊急で聞きたいことがあって、アパートに電話したら、でなかった。
もう寝てしまったのか、と、朝方早くに電話したら、また出なかったけれど、あの日、どこに行ってたの?というように。
あー・・・、と口ごもる旦那さまが、次の言葉を発する前に、奥様がとどめの一言が。
「会社で噂もでているみたいよ。行いに気をつけなさいね。」
そうなんです。
この奥様、けっこう会社の家族行事に参加をし、それなりの奥様友達や、つながりも持っていたようで、リアリティがあったんですね。
あなたの口から本当のことを教えてもらったら、場合によっては、今回だけ許す、という甘い言葉に、少しずつ、本当のことを話し始めたといいます。
頭がいいですねー。
そんなところは見習いたいです。
こんなかしこい奥さま、軽い浮気なんかで手放すのは惜しいですよ。
で、問題の第二対象者である浮気相手の女性。
いきなり別れを切り出されたのか、奥様に対していやがらせをしていたようです。
と言っても、自宅への無言電話。
直観で、彼女からだと気がついた奥様。
何度目かの無言電話がかかってきたとき、
「○○さん?次に電話をかけられたときには、慰謝料を請求する裁判に持っていくつもりでいますから。」
しばらく無言が続いたあと、電話は切られ、その後二度とかかってこなくなったそうです。
完全に奥様の勝利ですね。 |